夢にまで見る直立二足歩行…
こんにちは!
PHILOS事務局のいちぜんやです。
退院して自宅療養になりましたが、家の中には危険がいっぱい!油断するとふたたび病院送りになりそうなトラップがあちこちにあります。
そして、とても不便なことばかり。とうていノンビリなどしておられません。
家の中でも松葉杖なんですよ。で、私の松葉杖歩行を簡単に説明すると、左足をついて、松葉杖をついて、怪我した方の右足をついて、体重を前に移動して左足をついて、松葉杖を前に送ってついて、右足…というのを繰り返す動作の連続なんです。まあ、誰でもそうですけど(笑)
その際、危険なのが松葉杖をつく時。松葉杖の着地点に何か落ちていたりすると簡単に滑ってスッテンコロリン。着地点の手前に電気コードでもあれば、それに引っかかって、オットトト、どてっ、といった感じで、簡単に病院送りになりそうな罠があちこちにあります。
特に罠を仕掛けるのは、後片付けが苦手な娘が放置した電気コードや脱ぎ捨てた衣服。そして存在そのものが罠といってもいいくらいの足元に絡みつく犬ども。これらの罠にかかりながら、今のとこと何とか持ちこたえてはいますが、その時の怒りはどこに向けていいものか…血圧がグーンと上がります、ほんとに。
入院中、家の中で転んでけがをする高齢者を見て「家って危ないんやなあ」と思ってはいましたが、まさにその危険を実感する毎日です。
そして…
人間が二足歩行によって進化を遂げたのを妙に実感する毎日です。
松葉杖生活では両手が杖に占領されます。この杖は例えれば前足、そして自分の足が後ろ足の役割をしますから、大雑把に言って松葉杖だと犬と同じ四つ足生活になるわけです。
すると手がまったく使えないわけです!これは本当に不便です。物が簡単に運べないから口で咥えたり。立ちながらの手作業ができないので頭とか鼻とか、手以外の部位をフル稼働せねばなりません。それでも手には到底及ばず不便極まりない…
そう、人の文明社会は手を使うことを前提に作られているのです!人の文明が二足歩行=手が自由になった時から劇的に進んだことを実感せざるを得ません。
松葉杖生活の不便さを憂いながら、ああ、はやく人間になりたい…と願う今日この頃。
松葉づえ生活から脱出した際には私もきっと、池江選手みたく cry tears of joy 喜びの涙を流すことでしょう。
巷ではコロナ感染者が増えてきています。マスク・手洗いを忘れずに三密を避けて自分を守りましょう!
追伸。
あなたももし骨折するなら足より手を。できれば利き手とは違う方の手を骨折しましょう!人間らしい暮らしが維持できますから…