大崎事件の再審取消し。最高裁判断。

40年前、男性(42)の遺体が、自宅併設の牛小屋堆肥置き= cowshed compost pit で見つかった鹿児島の「大崎事件」。

shed =牛舎  

compost =培養土、堆肥  ※pit=穴

被害者の兄と、その妻の原口アヤ子さんら4名が、殺人と遺体遺棄容疑で逮捕されました。

Ayako Haraguchi and three of her relatives were arrested on suspicion of murder and abandoning the dead body.

亡くなった男性は、発見の3日前に酔って用水路に自転車とともに落ち、道路上に倒れているのを近所の人に助けられ家に運ばれた後、行方不明でしたが、解剖= autopsy を担当した法医学者= forensic scientist は、その情報を知らされず、the victim had been strangled with a towel(死因はタオルによる絞殺)としました。

現場検証の模様

実際は転落事故による出血性ショックの可能性が極めて高いとされます。

There was a possibility the victim died of shock due to loss of blood after falling into a ditch.

知的障害のある他の容疑者の「自白」= confession は二転三転し、信ぴょう性も疑問視 bring their credibility into question され、証言以外の証拠はほとんどありません。

There is almost no evidence aside from testimonies.

evidence =証拠 

testimony =(法廷で行う)宣誓証言

アヤ子さんは無罪を主張= plead not guilty しましたが、義理の弟殺害で有罪となり、10年間服役をしました。

Ayako Haraguchi spent 10 years behind bars after being convicted of killing her brother-in-law.

behind bars =刑務所に入って、獄中で → in prison

※convict =有罪にする

模範囚= well-behaved prisoner のアヤ子さんは、反省文を書くように勧められましたが、「やっていないから」と言って応じず、仮釈放= parole はされませんでした。そして満期出所後、再審=retrial 請求を行いました。

鹿児島地裁と福岡高裁は、再審を認めました= a district court granted a retrial and a high court upheld it が、最高裁によって再審の請求は棄却されました。

A retrial for a nonagenarian woman was denied by the Supreme Court.

grant =(願い等を)聴き届ける、(公式に)与える ⇒ give green light

uphold =(決定等を)確認する、支持する

nonagenarian =90歳代の人

principle of the benefit of the doubt =「疑わしきは被告人の利益に」という原則は適用されませんでした。

疑わしきは罰せずの原則= the principle of innocent until proven guilty

原口さんの無実を晴らす= clear one’s name/vindicate/exonerate 機会は遠のき、弁護団や支援者は、時代に逆行する司法自殺行為だ= “a suicidal act by the judiciary” that “goes against the times.” と非難。

高齢のアヤ子さんにどうやって打ち明ければいいかと悔しさをにじませました。

“I don’t know how we’re going to break the news to Haraguchi.”

break the news =話を切り出す、(凶報、悲報)を伝える    

それでは今週も皆さまにとって

平和で、充実した1週間となりますように。

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